
萬古焼の代表的な土といえば、急須土と土鍋土、そして半磁器土があります。急須土はきめが細かく、粘りのある鉄分が多い水簸土です。強い還元炎で焼成された紫檀色の萬古急須はあまりにも有名です。萬古焼の土鍋土には急激な温度差にも耐えられるようにパタライトという原料を使用しています。「割れない土鍋」として、今では全国シェアの80%を越える萬古焼の大黒柱。洋鍋から和風の鍋、それぞれ特徴のある土から作られています。半磁器土は大正時代から今日まで、萬古焼の工業化に大きく貢献してきた本流の土。その焼き上がりは磁器よりもやさしく暖かさのあるホワイト。これからも不易の土として使われることでしょう。
|